2019年5月の小鳥の飼い方

皆さん、こんにちは。認定動物看護師の浦です。

今回は、鳥のからだの仕組みと働きについてお話します。

現在地球上には、およそ8,600種もの鳥が生存しています。

これらの鳥類も他の生物と同様に、長い年代にわたって、それぞれが生息する環境で生活してゆけるように都合よく進化し、からだの仕組みや働きがうまくできています。

○消化器

嘴の恰好も種類によって色々な形があって、それぞれの食生活に都合よくできています

ハチドリのように蜜を食べている鳥は、ストローのような嘴になり、肉食の鳥は、肉を引き裂いて食べられるように鋭く尖り、曲がった嘴になっていたり、穀物を食べている鳥は、皮を剥いて食べられるように嘴ができ水の中の小魚や虫を食べている鳥は長い嘴を持っていたり…というように、色々な形の嘴があります。

種類によって、食道の一部が拡張して嗉嚢(ソノウ)を形成して、一時食べた餌をその部分に貯え、ある程度消化の補助をします。

嗉嚢に入った餌は、次に食道をさらに下降して、前胃に入ります。

前胃は腺胃といって消化液を分泌し、ここで消化液が混じった餌は、直ぐ下部にある筋胃に入ります。

筋胃は、筋肉のついた袋状の胃で、砂袋といわれる臓器です。

この内壁は非常に頑丈な組織でできていて、小さな石粒や砂が入っており、石うすのような役割を果たしています。


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